昨年末からのオミクロン株の国内流入を防ぐための水際対策、日本人って鎖国好きな国民性なんだなって再認識しました。水際対策なんてものは本来平時であっても行っておくものであって、非常時に始めてもすでに手遅れだと思います。平時から入国の際の検疫での検査消毒体制をしっかり取っておかないと、あってはならないですが、1類に分類されているウイルスの流入を見逃してしまう恐れがあります。
20年の2月に添乗で台湾へ行かせていただいたときに、台湾入国の際の検温、ホテルやレストラン入館の際の検温や消毒、20年2月当時の日本国内ではほぼ皆無の対応でした。出発前は「新型コロナってそんなにヤバイの？」とかなり懐疑的でしたが、台湾滞在中に「ヤバイぞ･･･」と実感しました。
台北から帰国の際の関西空港の検疫では、今となっては少々記憶も定かでないところもありますが、検疫官マスクしてなかったと思います。椅子にふんぞり返って腕組みしていた記憶があります。「これではアカンやろな」と率直に思いました。当時から検疫官は、検疫でウイルス・細菌の流入を防ぐなんて神業できるわけないってあきらめてたのかも知れませんね。
ウイルス・細菌が服や顔、頭にくっついてきてたらどうしようも無いですもんね？ウイルス・細菌は必ずしも体内でのみ存在しているわけではないでしょうから。
当時からそんな風に思っていましたので、報道で「水際対策」って言葉が盛んに取りざたされるようになった頃から、「無理やろ」って思ってました。飛行機に乗る、降りるそのたびに消毒液を全身に浴びるくらいしてたら効果もあるってもんでしょうが(笑)
で、『世界保健機関（WHO）は19日、新型コロナウイルスの専門家による13日の緊急委員会の結果を公表した。同委員会は新型コロナに関わる渡航規制を撤廃するか緩めるよう加盟国に勧告した。実施する価値がなく、経済的・社会的な負担を各国に強いるためだとしている。同委員会は変異型「オミクロン型」が発見された後に各国が導入した渡航制限が感染拡大を防げず失敗だったとして「こうした対策が効果的でないことが明らかになった」とした※1/21日本経済新聞web 』。「失敗･･･」。見事にハッキリ断言してますね。
じゃぁどうする？渡航前のPCR検査も、検査時は陰性であっても、検査から出発までの間にウイルスを取り入れてしまっていたら検査の意味無いし･･･。空港で搭乗直前の検査じゃないと。そんなに意味無いと思っている方も相当数いらっしゃると思います。隔離対策も、一人保菌者が入っちゃうと、遅かれ早かれの結果にしかならないのなら、もう必要ないと思います。様々な理由からワクチン接種ができない接種したくない方との平等を期するために、もう渡航規制全世界で撤廃！それで出入国の際には必ず全身ファブリース！手荷物検査の金属探知ゲートみたいな消毒液噴霧ゲートを必ず通る！これが一番じゃないですか？少なくとも2年くらいかけたら世界の主要な国際空港には設置できるんじゃないですか？設置完了するまでは人力でファブリース噴霧！
書いててバカげた発想だとは思いますが、海外のウィズコロナ政策を見てたら、日本人の国民性がそうさるのだと思いますが、「なんと遅れた対策なんだ」と思わずにはいられません･･･。命にかかわることだから、やりすぎて間違いは無いと思うんですが、今まで新型コロナウイルスみたいな世界的なまん延が無かった事が奇跡で、これだけ世界が近くなった現代では、本当にDoor to Door、朝に家を出れば午前中には海外にいることができるくらいに海外が近くなりました。交通の便が少し悪い隣県に行くより海外の方が近いという時代。ＷＨＯの言うことを素直に取り入れれないのは、単なる❝島国根性❞だと思います。
タイ･･･官報公告はまだですが、１月２０日の政府閣議に於いて２月１日より隔離無しプログラムTEST&GOの再開を行う旨の発表を行いました。
オーストラリア･･･クィーンズランド州はワクチン接種率90％を超えた事を受け、1月22日1時以降、海外からQLD州への入州の場合にこれまで必須としていた政府指定ホテルでの14日間の隔離措置を撤廃することを決定しました。
正しく恐れて、正しく予防をお願いします！
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