❝関西の軽井沢❞と言うとか言わないとか…?はい、ワタシは聞いたことありません(笑)が、おそらく涼しいだろう、と思ってヨメ様と高野山へ。添乗&プライベートで何度か行ったことはあるのですが、今回は南海電鉄高野線で行ってみたいと思ったんですが、ウチのうさぎのミミは出不精極まりなく、お出かけ嫌いな女の子なのですが、チワワのフクはお出かけ大好きなので、電車に乗せて行くにはチョット不憫・・・、なので車で。
何度か行ったことが有るので、ロクな下調べもせずに行ったので、高野山ケーブルの高野山駅から奥の院、金剛峯寺へ抜けてみようと思って、高野山駅へ。写真撮り忘れてしまいましたが、高野山駅と高野山中心街へは、南海りんかんバス専用の道路になっているため、通り抜けできないことを初めて知りました。車で来た人は高野山駅へ行く必要がそもそもないので、なるほどと言えばなるほどです。
シンプルに大門側から入って中心街を通り抜けて、奥の院口まで、ものの数分ですが、今回はそれほど多い観光客の数ではありませんでしたが、それでも観光客は目につきました。通りを通行するにあたっては十分に注意しないとダメですよ。
奥の院口・一の橋で車を止めて散策するもヨシですが、やはり
オススメはもう少し進んで「中の橋」の駐車場に車を止めての散策がオススメです。駐車場も大きく、観光バスもだいたいはコチラに止まります。中の橋から、弘法大師廟まで地図上の右側の参道を進んで、左側の参道を折り返して、織田信長の供養塔、豊臣家の墓所などを右目に眺めながら、中の橋まで進み。中の橋から歩道を一の橋まで戻るコースが一筆書きでお勧めです。
今回のドライブの目的は、フクちゃんの散歩ではありますが、織田信長の供養塔や豊臣家の墓所を見に行こうと思っていったのですが、何度も言うように下調べを全くして行かなかったので、織田信長も豊臣家も見つけることができず…、ヨメ様には「ココが鹿児島の島津家、ココは知り合いのオーストラリアの酒井さんのご先祖さん」とか言っておきながら、心の中では「あれ…?信長どこ?秀吉無かったっけ?」と穏やかではありませんでした(笑)
それでもスライドショーのよう
に、忠臣蔵の浅野内匠頭、伊達❝独眼竜❞政宗、武田信玄・勝頼、などの有名なお墓は見つけることができました。ちなみに、高野山にどうして教科書に出てくるような戦国武将のお墓がたくさんあるのはなぜかご存じですか?高野山は弘法大師空海が開祖の❝真言宗❞の総本山として有名ですが、戦国武将だけでなく、浄土宗の元祖法然、浄土真宗の宗祖親鸞の供養塔もあります。法然にいたっては、元々は空海と同時期の伝教大師最澄が開いた天台宗を学んでいたそうです。にもかかわらず完全他宗派の高野山に供養塔があるって???
高野山への納骨の風習は鎌倉時代から始まっているとされ、のちに徳川家康が高野山を墓提所と定めたので、諸大名がこぞって高野山に墓石を建てたことが大きな要因と言われています。現在、大名家の墓は110家にもおよび、その数は全国大名の約40%を占めるほどだそうです。とは言っても、織田信長、豊臣秀吉、明智光秀、石田三成など、徳川家康が亡くなる以前に死んだ武将たちのお墓(供養塔)があることから、以後の末裔、子孫の方々も「わが先祖を高野山で眠らせたい」というような願い(=ブーム)があったのかも知れませんね。多くの戦国武将の墓はもとより、皇族、貴族、大名、一般庶民と、生前の所業や敵味方は死後は一切関係なしにすべてを受け入れる(お墓の大小はありますが)考え方と言うのは、日本人特有の死者への敬意の現れだと思います。
気温は大阪の平野部に比べ涼しく。日陰にさえ入れば汗もかきませんでした。七月も後半に入り、夏本番、夏休みにもなれば、さすがにそうもいかないでしょうが、お寺での写経や座戦体験、本場高野豆腐の精進料理など、奥の院散策だけではもったいない高野山。
夏休みに高野山を訪れてみてはいかがですか?
夏休の計画はお済ですか?まだまだこれからですよ!
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