今日は焼酎につきまして・・・

2933情報

もちろんワタシは全く飲めませんが、ワインの投稿の際にも記載しましたが、「ワインのみならずラベルや瓶の形がオシャレだったりする日本酒、焼酎が飲めるお店を近くも無く遠くも無い将来に作りたい」と思ってですので、お付き合いください。

まずはそもそもの❝焼酎❞とは、酒税法では「アルコール含有物を蒸留した酒類」のうち、以下の条件を満たす酒類を焼酎としています。
①発芽した穀類を使用していない。(ウイスキーとの区別)
②果実(なつめやしの実を除く)を使用していない。(ブランデーとの区別)
③白樺の炭などで濾過していない。(ウォッカとの区別)
④砂糖、糖蜜などを使用していない(黒糖焼酎を除く)。(ラムとの区別)
⑤蒸留の際発生するアルコールに他の物品の成分を浸出させていない。(ジンとの区別)
⑥蒸留時に別途定められている物品以外を添加しない。
⑦アルコール度数が連続式で36度未満、単式で45度以下である。
Wikipediaより抜粋。


意外と細かいですね。起源は明確な記録は無いそうですが、今のタイや中国由来のお酒のようですね。日本酒は米(酒米)を主原料として作られるのに対して、焼酎は原料が、米、麦、サツマ芋、黒糖、蕎麦、栗、じゃがいも、トウモロコシ、米麴(泡盛)、ほかの原料でも作ろうと思えば作れそうですね。知る限りでは長崎県島原半島ではわかめを主原料とした❝わかめ焼酎❞もあります。

山崎本店酒造場より

                                             

米焼酎
米を原料とし、味はやや濃厚。主要生産地は熊本県南部の人吉盆地(人吉・球磨地方)で、28の蔵元があります。人吉盆地で生産される米焼酎は特に「球磨焼酎」とよばれます。香りや味わいは日本酒に近くフルーティで、焼酎初心者にも受け入れやすい焼酎と言われます。他、日本酒の名産地(秋田県、新潟県等)でも米焼酎が生産されています。

平成2年に生まれた越乃寒梅の古酒「乙焼酎」は、日本酒作り一本だった蔵にとって初めての焼酎です。大吟醸を製造した後にとれる上質の酒粕を、じっくり3年間以上熟成させて作られる焼酎は、品のある香りとお米のやさしい甘みと旨味を味わえます。

越乃寒梅
越乃寒梅

                                             

麦焼酎
基本的には大麦が主原料で、一般に米焼酎より癖が少なく、飲みやすいと言われます。もともと長崎県壱岐で生産され始めたのが最初。「壱岐焼酎」は米麹に麦を掛け合わせています。麦焼酎は1960年代まで焼酎の中ではメジャーな存在ではありませんでしたが、東京農業大学の柳田藤治氏によってイオン交換濾過法を麦焼酎へ応用する手法が開発され、宮崎県の柳田酒造によって実際の使用方法が確立すると多くの麦焼酎メーカーがイオン交換濾過法を導入し、1960年代後半から大分県で生産されている麦麹に麦を掛け合わせる麦焼酎が日本各地で注目を浴び、現在では大分県も麦焼酎の一大産地となっている。なお、「大分麦焼酎」は地域団体商標として登録されています。

「百年の孤独」は、宮崎県生まれの麦焼酎です。一般的な焼酎とは異なり、蒸留した焼酎を熟成させ年月を経たものをブレンドさせたものです。香りはウイスキーなどの洋酒に近く、強いアルコールの中にも甘みと麦の香ばしさが感じられるこだわりある一品です。生産本数が少なく、店頭販売は契約店のみで取り扱っています

百年の孤独
百年の孤独

 

                                             

芋焼酎
江戸時代から南九州で広く栽培されているサツマイモを原料とした焼酎です。宮崎県や鹿児島県で広く飲まれています。味はかなり濃厚で、独特の臭みがあるので好き嫌いが分かれます。ですが近年鮮度の良い芋を厳選し、臭みの元となる部分などを切り落としてから焼酎にするなどの改良がなされた結果、従来のような臭みは少なくなっています。現在では多くのメーカーがサツマイモ100%焼酎を発売しています。主産地は宮崎県と鹿児島県。薩摩出身の流人である丹宗庄右衛門が製法を持ち込んだ八丈島などです。現在では、焼き芋を原料とした「焼き芋焼酎」も作られるようになりました。焼き芋に由来する甘い香りが特徴で、鳴門金時で知られる徳島県、宮崎県、鹿児島県などで製造されています。

焼酎好きの方も、そうでない方も、その名を聞けば「あの高級焼酎ね!」と言われる「森伊蔵」。鹿児島産の有機栽培のサツマイモを使い、手間ひまかけた伝統的な製法で作られるその味わいは、イモ臭さのないすっきりした味。まさに「幻の焼酎」と呼ばれるのにふさわしい焼酎です。

森伊蔵
森伊蔵

                                             

黒糖焼酎
口当たりは比較的柔らかく癖少なく、糖分は含まれないため、原料から想像されるほどの甘味はありませんが、アルコールや黒糖由来の微量成分による甘味や甘い香りが感じられる銘柄もあります。鹿児島県の奄美群島では江戸時代から第二次世界大戦前まで、泡盛や黒糖酒(黒砂糖原料の蒸留酒)が製造されており、戦中から戦後のアメリカ占領時代にかけて、米不足で泡盛の原料に事欠く一方、黒砂糖は日本本土に移出できず余剰だったことから黒糖酒が多く作られるようになったそうです。

                                             

蕎麦焼酎
蕎麦を主原料とする焼酎。味わいは麦焼酎より更に軽く癖が少ないです。発祥は新しく1973年、宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町の五ヶ瀬酒造(のちの雲海酒造)が、五ヶ瀬地方山間部の特産品であるソバを原料に取り上げ新たに開発しました。ただし、そばアレルギーを持つ人はアレルギー症状が出る可能性があるので注意が要です。

雲海
雲海

                                             

栗焼酎
栗の実を主原料とする焼酎。栗の香りとまろやかでほのかな甘みがあるのど越しが特徴です。1976年、宮崎県延岡市の佐藤焼酎製造場が地元産である栗を原料に用い栗焼酎を発売。その後、兵庫県や京都府では丹波栗を、また愛媛県など各地の栗名産地を中心に作られるようになりました。

じゃがいも焼酎
サツマイモで作る芋焼酎と比べ癖が少なく飲みやすいものから、独特の青臭い香りの強いものまであります。ジャガイモはでんぷん原料となることからアルコール製造に利用でき、1979年4月に北海道斜里郡清里町の清里町焼酎醸造事業所が、日本で最初のジャガイモ焼酎・清里焼酎を製造販売しました。以後、北海道の多くの焼酎メーカーがジャガイモ焼酎に参入し、近年、北海道ではジャガイモ焼酎の生産が広く行われるようになっています。

とうもろこし焼酎
高千穂酒造ではトウモロコシとトウモロコシ麹を使用した焼酎を樽で熟成した本格焼酎を販売しています。

泡盛
沖縄県特産の蒸留酒である泡盛は米麹のみを原料としており、その製法は一般的な焼酎と差異があるものの、税法上は単式蒸留焼酎の範疇に入れられており、法制上、泡盛自体は日本全国で製造することができます。

他、調べたところ、胡麻、人参、カカオ、しょうが、ジャスミン、など由来の焼酎があるようです。


                                             

観光モデルコースを作成する際にも、よく酒造見学を組み込むことがあります。鹿児島県/指宿温泉宿⇒薩摩酒造、大分県/由布院温泉⇒三和酒類日田蒸留所、鳥取県/皆生温泉⇒千代結び酒造、和歌山県/白浜温泉⇒中野BCなどなど。

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