先日のYahooニュースで、「今年のウナギは値下がり傾向?」らしとの報道がありました。この数年、鰻のニュースを聞けば、すなわち=「今年のウナギは高い!」的なニュース、「稚魚の不良が原因で価格が高騰して・・・」、という内容が恒例でしたが、どうも今年は様子が違うようで、少し手ごろなお値段になりそうとのことです。
スーパーの「イオン」は22日、7月28日の土用の丑の日に向けた商品を発表しまし、目玉商品は200グラム以上の特大サイズの「鹿児島県産ウナギ蒲焼」で3002円(税込)。家族などで分けて食べることを想定しており、昨年は売り切れてしまったため、今年は2.5倍の量を確保しているそうです。そう言えば、弊社のかいづか旅行センターがテナントとして入っているイオン貝塚店でも、6月の早々にイオンのスタッフさんが、「ウナギの予約いただけませんか?」ってセールスに来られていました。全然そんなことを想定する時期では無かったので、その時は断りましたが、既に2万個の予約が入っているようで、いまから注文しても間に合うかな???
では、ウナギの有名所と聞かれれば?かなりの方が「静岡県!浜名湖!」と答えるのでは?また、❝ひつまぶし❞で有名な名古屋のウナギの出どころは?ウナギ料理で有名なところは三重県桑名、高知県、関西圏では京都と滋賀の県境の「かねよ」というお店もかなり有名です。京都も滋賀も産地として有名?イメージわきませんよね?長崎県の諫早市なんかもウナギ料理で有名ですが、長崎県とウナギ、結びつきますか?
令和元年度の日本養鰻漁業協同組合連合会の発表を基にランキングすると・・・、
第5位!
高知県!294トン!高知県は‶最後の清流”と呼ばれる四万十川をはじめ、清流に恵まれた土地柄、天然ウナギを食することもできます。清流四万十川のきれいな水と天然の苔類を食べて育った天然うなぎは、味・香り・食感が養殖とは別物と評判です。ウナギ養殖は、ほかの上位の産地と比べるとはるかに小規模ですが、独自の取組みを行う事業者が多いのが特徴と言われています。
第4位!
静岡県!1,534トン!「ウナギと言えば浜名湖、浜名湖と言えばウナギ」と言っても過言では無い静岡県。静岡県はウナギ養殖の発祥の地ともいわれ、歴史が最も長い土地です。ウナギの食文化についての歴史も長いため、「ウナギの発祥地」と言われることも頷けます。
ですが、意外や意外に第4位。小さい頃は、浜名湖で普通に天然ウナギが採れるものだと思っていましたが、あくまで養殖ウナギの産地ということです。浜名湖周辺は、関東風と関西風の境目あたりでもあり、ほかの地域よりも白焼きを盛んに食べたり、刺身の商品にもトライしたりと、さまざまな食べ方がされており、発祥地と呼ばれるにふさわしい楽しみもあります。
第3位!
宮崎県!3,070トン!宮崎県のウナギは、近年業界内でもその評価を高めてきていますが、なんと言ってもテレビショッピングの「北さんのトーカ堂ショッピング」でメチャクチャ売ってそうなイメージ(笑)。ほかの都道府県と比べると歴史は浅いながらも、高品質と言われる宮崎県産。
トーカ堂のおかげか?価格的にもリーズナブルなものが多いため、普段はウナギを食べないという方も満足できるのが宮崎県産の特徴と言えます。
第2位!
愛知県!4,362トン!愛知県産のウナギは、=西尾市一色町産と言われるほど養殖がが盛んで、自治体別の生産量では全国トップクラスを誇ります。そこで生産されたものは、‶一色ウナギ”というブランドとして業界内でも高く評価されています。一色ウナギの特徴の1つに、地下水ではなく矢作川の水を使って育てるという点があります。このようにすることで自然に近い環境での養殖が可能になり、より美味しいウナギができるといわれています。
また、愛知県は「ひつまぶし」が有名なように、ウナギの食文化も豊かです。とくに、関西風の表面はパリッと中はふっくらした食感の蒲焼きを好きな方と相性良いのが愛知県のウナギです。
添乗仕事で名古屋で昼食を食べるコースを作成するときに、で
きるかぎり組み込みたいお店が、「なまずや」。日本料理てんでかつ店名が”なまず”なのにうなぎ料理の名店です!ひつまぶしの有名店は、「あつた蓬莱軒」や「しら河」などが有名ですが、行列店とされるほど有名なお店ではありませんが、落ち着いた雰囲気のお店で、おススメです。
第1位!
鹿児島県!7,086トン!ウナギの生産量日本一は鹿児島県!チョット意外と思われたかと思いますが、2位の愛知県と比べると、ダブルスコアとまでは行かないまでも、かなりの差をつけての堂々第1位!大規模な事業者が多く、大量に生産をしているため、比較的リーズナブルに手に入るのもうれしいところです。
鹿児島県の右足にあたる薩摩半島の❝池田湖❞は、大ウナギで有名ですが、それと関連があるのかは、調べた限りでは不明でした…。九州地方では蒸さずに食感がしっかりとした蒲焼きを好みますが、消費地向けのマーケティングの結果開発された「大トロうなぎ」といった商品もあり、産地全体として、多くの消費者の舌を満足させています。迷うようであれば、まずは王道の鹿児島県のウナギを選ぶといいでしょう。
我が家で毎年の土用の丑の日は知り合いの❝串かつ屋❞さんのうな重を購入しています。このお店のうな重をヨメ様、友人に紹介すると、毎年注文してくれ!と依頼され、「ほかのお店と全然違う!」と言っていただきます。個人的にはどう違うのかはよくわかりませんが、とにかく美味しいのは間違いありません!
今年ももちろん注文済みです!
さぁ!旅行へ行きましょう!
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