小さいながらも旅行会社を作ったくらいですから、もちろん旅行が大好きです。旅行の仕事に就いて以降、プライベートでの旅行はめっきり減りましたが・・・。旅行が好きになったきっかけをたどれば、父親が通勤途中に読んでいた、推理小説です。小学校の高学年の頃から父親が読み終わった本を借りて読んでました。今思えば、「よく読めたな~」と思います。それが西村京太郎作品です。最初に読んだのが何という作品だったかなどは全く記憶にありませんが・・・。同じ小説を何度も何度も読み返したこともあります。読んでいて、国鉄の列車ダイヤを巧妙に使ったトリックにわくわくしたものです。
今もテレビドラマで高橋英樹さんや内藤剛さんが十津川警部役をされていますが、番組タイトル名に「特急○○殺人事件」などと書いてあっても、作品にその列車が登場するだけで、列車トリックを駆使したようなドラマはありませんね~。やっぱり土曜ワイド劇場の三橋達也さんの十津川警部の頃が列車トリックもまだまだ使えた時代で面白かったです。
岐阜県高山市内の民芸店内で他殺死体が発見され、容疑者として挙げられた人物は、被害者の死亡推定時刻である前の時間に高山本線高山駅を発車した新名古屋駅(現・名鉄名古屋駅)行き特急「北アルプス」に乗っていたというアリバイが発覚。その後、下呂の合掌村にて私立探偵の他殺死体が発見され、警視庁捜査一課の十津川警部たちは、両方の殺人事件の関連の特定を掴むと共に、列車を使ったアリバイトリックの究明に挑む。本作でのダイヤは、13時52分に新名古屋駅行きの「北アルプス」が高山を発車するダイヤになっていることから、1985年3月14日国鉄ダイヤ改正以前のダイヤで、このことについてはドラマのエンディングで字幕説明が入っている。始発は飛騨古川駅だった。
女子大生・小野ミユキが誘拐された。身代金は二億円。犯人の指示で、父親の敬介1人が現金を携えて上野発のカシオペアに乗り込んだ。十津川警部は、新幹線で先回りし郡山から乗車するが、敬介も金も消えていた・・・
十津川警部が妻・直子と久々の休暇を楽しむつもりで乗った札幌発“豪華特急トワイライトエクスプレス。札幌と大阪の間を約22時間かけて走る人気寝台特急である。その車内で凶悪犯の竹内耕三と一緒になる。彼は6年前に婦女暴行傷害で十津川が逮捕した男だ。凶悪事件の予感がして落ち着かない十津川だったが、列車は定刻どおり発車。間もなく殺人予告メモが車内にばらまかれ、直子が誘拐されてしまう・・・。
実家で見つけた三作品ですが、ホントは、「夜行列車殺人事件」、「寝台特急『紀伊』殺人行」、「寝台特急あかつき殺人事件」など、列車ダイヤを巧みに利用したトリックを解き明かしていくのが好きだったのですが、国鉄がJRへ分割民営化され、JR発足以降、寝台特急を始めとする特急列車の廃止。路線の廃線などが相次いだため、平成時代に入って発表されたものは、ほぼ列車トリックを使った作品無いんじゃないの?と思ってしまいます。
Gotoトラベル、いったいどうなるんでしょう?ここまでくれば、「もうしません」って言ってくれた方が、お客さん動いてくれそうに思うんですが・・・、かいづか旅行センター、せんぼく旅行センター営業してますよ!
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